錨文(いかりもん)

デザインにおける錨文(いかりもん)

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錨(いかり)は、船などを水上の一定範囲に止めておくために、鎖やロープを付けて海底や湖底、川底へ沈めて使う道具です。

錨(いかり)形を文様化した錨文いかりは、デザインに用いられ、家紋としても表現されてきました。

デザインにおける錨文(いかりもん)

海老(エビ)と錨文(いかりもん)彫られた伊勢型紙

海老(エビ)と錨文(いかりもん)彫られた伊勢型紙

結婚や出産というお祝いの時などに、筒描きの技法で錨文いかりがデザインされたおしめなどの生活用品が贈られていました。

この文様には、「子供も生まれたのだから、嫁ぎ先にもしっかりといかりを下ろしてその家の人間になってほしい、幼子にはこの世に命を繋ぎ止めて欲しい」というような親の願いや励ましが込められていました。

伊勢型紙の彫刻にも、吉祥文様とともに錨文いかりが彫られることが多くありました。

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