虎は、ヘビ、サソリ、ムカデ、ヒキガエル、トカゲのいわゆる「五毒」を除き、邪気を追い払う力を持つとされてきました。
デザインにおける虎(トラ)・虎文様(とらもんよう)
虎は竹林に生息するとされていたことから、竹と虎の文様は勇敢さの特徴とされ、多くの美術工芸品のモチーフとして使用されてきました。
竹と虎の組み合わせは、日本には現実に存在しないモチーフですが、この文様が生まれた理由の一説には、文禄・慶長の役(1592年〜1598年)で朝鮮の竹林と虎を実際にみた武将たちの好みによるというものがあります。
近世の寺院城館の襖絵や、染織品では絵絣や男物の襦袢(着物の下に着る肌着)や羽裏(羽織の裏地に使う生地)などに多く用いられました。