洋服の襟を総称する言葉に、「カラー(collar)」があります。
カラーの語源は「首輪」を意味するラテン語の「コラーレ(collare)」です。
ファッションにおける襟(えり)を意味するカラー(collar)
襟は、身頃と同じ布地を基本的には使用しますが、服のデザインのポイントとしてや、着用する人の顔映りを考慮しながらさまざまな素材が使用されます。
革製品やレース素材のような素材も使用されることもあり、販売されている洋服を襟に注目してみてみると、デザインや素材のこだわりが見えてくるアイテムも多くあります。
襟(カラー)の構造の種類
襟(カラー)の構造としては、4種類に大別することができます。
- ロール・カラーやスタンド・カラーのようにネックラインにつけたもの
- テーラード・カラーやショール・カラーのように、身頃の一部を折り返えしたり、その上に別布の襟が付けられたりし、身頃の部分も含めて襟と呼ぶもの
- シャツ・カラーのように、別布で作った土台(カラー・バンド)を身頃につけ、その上に襟をつけたもの
- 身頃と同じ布が首に沿って襟になったもの
上記のような襟の構造が、組み合わされたりすることもあり、さまざまな種類の襟(カラー)が表現されています。