染色・草木染めにおけるウコン(鬱金)


ウコン(鬱金うこん)は古くから鬱金染うこんぞめとして、黄色の染料に使用されました。

ウコン(鬱金うこん)はみょうがに似た地下茎ちかけいで、クルクマとも言います。

日本においては、もともと中国からウコンが移植され、栽培が行われてきました。

漢方薬として、止血剤、尿血、胆道炎等に使われていましたが、食品の黄色づけにも古くから使用されています。

染色・草木染めにおけるウコン(鬱金)

Curcuma longa roots

ウコン,Curcuma longa,Simon A. Eugster, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons,Link

鬱金うこん)は、媒染剤ばいせんざいを用いずに木綿や絹、毛(ウール)に染まりますが、日光による退色や石けんなどのアルカリによって落ちやすい傾向があります。

主成分はクルクミンで、酸性の環境で色がえるため、少しお酢を入れて染めると鮮やかな黄色になります。


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