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江戸鼠(えどねず)の色合い

染色における江戸鼠(えどねず)

江戸時代後期に「江戸鼠えどねず」や「当世鼠」という名前で、茶色味のある鼠色ねずみいろが染色されていたことが知られています。

江戸時代後期の染色指南書や染見本帳には、「鼠(ねずみ)」を冠する多数の色名とその染法が記載されています。

嘉永6年(1853年)刊の『染物早指南そめものはやしなん』には鼠色系統の複数の染法が掲載されており、江戸時代後期にのさまざまな鼠色が染められていたことがわかります。 続きを読む