ウコン(鬱金)は古くから鬱金染として、黄色の染料に使用されました。
ウコン(鬱金)はみょうがに似た地下茎で、クルクマとも言います。
日本においては、もともと中国からウコンが移植され、栽培が行われてきました。
漢方薬として、止血剤、尿血、胆道炎等に使われていましたが、食品の黄色づけにも古くから使用されています。
染色・草木染めにおけるウコン(鬱金)
(鬱金)は、媒染剤を用いずに木綿や絹、毛(ウール)に染まりますが、日光による退色や石けんなどのアルカリによって落ちやすい傾向があります。
主成分はクルクミンで、酸性の環境で色が冴えるため、少しお酢を入れて染めると鮮やかな黄色になります。